学校裏サイトに対する解決案

唐突に、学校裏サイト問題を調べたりした。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/col/20070424/121743/

あらためていろいろ調べると、面倒な問題だなぁ、と思う。
我々の世代の少し(たぶん)下から発生した問題なので、自分にとっても現状がブラックボックスで、良くわからない。

解決案になるかは謎ですが、思いつきだけでも、ネットの海に放り込んでおこうかな、と。


・解決案
●契約者に対しアクセスされたURLを月一で送信するサービスを開始する
●受信先のメールアドレスリストを月一で送信するサービスを開始する

Q: 通信の秘密とバッティングする?
→アクセスURLの送信は、通信自体の傍受にはあたらない…?
→→「通信内容」ではなく「通信相手」が知られるのに近い(友人珈琲氏曰く「封筒の封は切られないが、送り先を見られるのに近い」)
→→書き込み内容が知られるわけじゃない、とか。
→→匿名性を確保することも可能(このあたりのさじ加減は調整)

→受信するのは第三者ではなく契約者
→→上記2点(契約者に送られること)を使用者が知っていることは大前提
→→問題の切り分け。学校・他人は関与しなくて良い。家の問題に帰着

→従来の手段(郵便等)の秘密は同等に守られる。やりたければ口頭でやれば良い
→→親が子供の手紙を読んじゃダメだろう、という意味で
→→→そこは家庭の方針

Q: 抑制効果
→自分がこのサービスに入っていなくても、アクセス者の誰かが入っていれば
 秘密サイトは秘密でなくなる
→→「そういうサービスがある」だけで良い
→→→通信の非対称性が効くところ(この中にスパイがおる!)

Q: 技術的な問題
→なし

Q: 各社の足並みは揃えられるか
→総務省が音頭を取れば、大丈夫だと思われる(もうやってるし)

Q: 利用者への見返り
→安全なネット使用だけであれば問題ない…?
→→パスワードをかける、などのトリックは使えうる。やりたければやればいい(私が中学生ならそうする)
→→→だけれども、誰かが破られるかもしれない、という不安感は残る

Q: 契約者への見返り
→安心できる?
→→監視している安心感の提供
→→コミュニケーション材料になる(そうでなくても、そう思えることが大事か)

Q: キャリアへの見返り
→追加投資ほとんど無しで、安心感が売れる
→→GPS携帯より安心だよ!(マジで)
→→わずかながら親のパケット料も増える。
→→→この世代はネットを積極的に使わないけど、使ってくれるようになるかも!

Q: 倫理的・教育的問題
→よく分からない
→みんながうなずけるような理屈は必要
→→「何をやろうが構わないけど、誰かが見ていることはあるんだよ」という感じ。緩やかな譲歩。

親が使わなくても、サービスが存在するだけで、子供に対する抑止力にはなるかなぁ、と。


どんな問題でも、技術的な困難に帰着させて、解決を図りたがるのが技術者の本分かな、と思ったりします。アシモフ的な楽観主義、というか、技術を技術以外で縛りたくない、というか。
(もちろん、携帯電話を持たせない、というのも一つのアイディアです)

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