HRI now and future

Engadgetのインタラクション2008特集でも掲載されていました
(個人的にはかなり嬉しい)


>このゴミ箱ロボットとシュレッダー君が対峙したときはさぞかし見ものと思うのですが、
>残念ながら別々の日に展示されていたのでそれを観ることはかないませんでした。
是非やりたかった!
豊橋大の方の研究は、前日にちゃんとチェックしてきましたとも。
向こうの研究では、このゴミ箱ロボットを実際に小学校に持っていって使ってもらい、
データを取っています。これが面白い。

*

雑記

HRI2008の時にも感じましたが、少なくとも、ヒューマンロボットインタラクションの
分野において、もっとも研究の幅が広いのは、日本のようです。
単純に見て、面白い研究に当たる確率が多い。
印象ですが、米国の研究は真面目だが幅が狭く(AIかHCIか軍事の文脈が多い)、
欧州の研究は突発的(ときおり面白いものもあるが、裾野がまだ狭い)。日本を除く
東・東南アジアの研究は、機械技術以外を検討する余力が少ない(無いわけじゃないです。
というか結構あります。これから伸びそう)。

といって、何か特殊な理由があるわけではなく、ベースとなる基礎の機械技術が高いこと、
取り組む研究者が多いこと、余裕があること=発想力の余地があることなどが
単純に利いているのだと、思います。
それ以外の要素も、よく挙げられますが、分析にそこまでの意味はないので。
(はっきりいえば、ロボットに興味がある人たちは、どの国にも一定層、居ます。
若い世代で興味をもつ割合は、むしろ、国外の方が多いかも?)

あとは、論理力と英語力が必要(ひとごとじゃない)。

面白い研究の面白さ、優位性が、どうもうまく伝わっていない様子。
どうしてこういう研究が生まれるか、という文脈がまったく伝わっていない。
(というか、おそらく国内でも伝わっていない※)

なんとなく、どこかで同じことが再発見されて、綺麗にまとめられて終わり、
というのが、ありそうな展開。
いいものはどこで発見されようと構わないので、
どちらでも良いといえば良いのですが、もったいない。

今の奇跡的なリードが生かせるのは、最悪の場合、あと3~4年。
可能なうちに手を広げておくか、今までの研究を系統立てておくか
どちらかやったほうがいいのかもしれない。


※この文章では伝わらない。たぶん。
 また真面目に書きます。

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